クラフト作家の伝えたいこと

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新緑のトンネルを越えて、山形まで。
山形在住の紙ひも作家 荒川隆志さんの作品展が、さくらんぼで有名な東根市の古民家ギャラリー野守の宿(ぬもりのやど)で開かれました。企画されたのは、荒川さんの生徒さんであり、エコクラフト・コレクション誌で紹介されている真見由美子さん

クラフトが結ぶほっこりとした和の時間は、荒川さんと荒川さんを長年支えてこられた奥様のお人柄と熱意、そしてお二人を包む人たちによって、ゆっくりゆっくり流れていました。

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作品展の会期は5月。端午の節句のお飾りがお出迎え。

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そして、さわやかな日差しの中、整然と並んだ紙ひもの匠の技がお客様を待つ束の間の静寂を楽しんでいるようでした。
DSC07611.JPG DSC07567.JPG DSC07628.JPG DSC07616.JPG DSC07612.JPG DSC07601.JPG DSC07562.JPG 作り続けないと新しいものは生まれない・・・
荒川さんの情熱の結晶はしつらえとして、暮らしの中に息づいています。
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和菓子屋さんに生まれた荒川さんにとって、宮大工は憧憬の的だったそうです。【建築模型を作ること】は、当時の技術の奥深さを学ぶこと。だから、細部までそれを再現しようというクラフト魂の躍動が伝わってくるのでしょうか。
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どの作品にも必ず粋な細部が隠されていているのは荒川さんの流儀。
以前、山形のアトリエで、用具や材料の使い方についてお話しを伺ったことがあります。カッターは、数回の使用でも刃を替えること。用途に合わせてボンドの濃度を数種類用意していること…クラフトの奥儀はどこまでも続きました。
中でも、【仕上げ】に使うボンドは作品の品格の隠れ技だと思っています。ごく薄く水で薄めたボンドで、【作品の埃とり】をします。その後、それよりもやや濃いボンドで、艶出しを施します。
ですから、荒川さんの作品には、ざらついた表情のものはないのです。

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荒川ご夫妻と荒川さんの作品に会いに、各地からたくさんの笑顔がやってきました。 
DSC07640.JPG やっぱりここにも子供の喜ぶ姿がありました。
作品に話しかけるように…すっかり親子で夢中です。

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『この次は、私の伝えたいことをお話します。』と荒川さん。
山をいくつも越えて、伺いたいことはまだまだたくさんあります。
作品展に寄せて荒川さんが記した挨拶を紹介して、名残惜しいひとときは、一先ずお開きです。

展示物の全作品は紙ひもで作っています。
建築模型などを除いて私のオリジナルのものです。
使用している材料は紙ひものほかに、不必要になった木の箱やコンパネなどを下地に使用しています。紙ひもは加工性が良く出来上がりは非常に堅く、木工品のような感じがあります。
御自分でも作りたいとおもいましたら、作ってみて下さい。創意と工夫により貴方の作り出す作品は無限に広がっていきます。

紙ひも作家 荒川隆志


作品展の企画に奔走された真見由美子さんの作品も紹介されていました。山形をテーマにした作品やモダンなかごバッグには、真摯な姿勢が伺えます。
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ゆめひもレッスン 1st flush

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紙バンドを使った手芸は、30年以上前からありますが、『エコクラフト手芸』は、クラフトfanの新しいニーズに応えて、ハマナカ株式会社が紙バンドをリメイクして『エコクラフト』とネーミングした、1998年生まれのクラフトです。
同時期にブティック社から発売されたクラフト本「エコクラフト手芸」シリーズは、パート10を数えるベストセラーに成長しました。『エコクラフト』の誕生に携わったゆめひもくらぶとしては、感無量の喜びです。

10年を超えて、さらに多くのクラフトfanのハートをキャッチし続けるエコクラフト手芸の魅力を支えるのは、年々増加しているエコクラフト作家の存在。そこで、常初花(とこはつはな)の気分で、ブティック社のエコクラフト手芸パート4から親交のあるエコクラフト作家の皆さんと、ワークショップ『ゆめひもレッスン』を開催しました。作家として、多方面でご活躍の皆さんにとって『エコクラフト作家としてのさらなるstep-up』をしていただきたいと思い、バスケタリーとして長年活躍されている高宮紀子さんをゲスト講師に招きました。

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少人数でのレッスンには、プライベートな空間が似合う…。ということから、高宮さんに紹介していただいたスペースingで、ゆったりとスタートしました。
レッスンテーマは、『バスケタリーの造形方法 プレイティング』。エコクラフト手芸にはない言葉が並びます。エコクラフトの日常は、実用的なものづくりに向かっていくのですが、レッスンでは、作るプロセスを分解してみることからスタートします。まずは、『日本における、バスケタリーの活動の流れ』と『代表的なバスケタリーの技法』を作品カードを使って学びます。

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プレイティング plaiting =組み、かご編みの基本の素編みなど
コイリング coiling =巻き上げながら、まとめていく
トワイニング twinning =2本のひもでからげながら編む

さまざまな技法と素材に、テーマが織り交ざって、ひとつの作品になっていく…実用性を基本とするエコクラフト手芸でも馴染みのある技法がバスケタリーの作家の手にかかるとまったく違うものになってしまうのが面白いです。美術館で目にする、そう!まさに、オブジェです。

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さて、今度は、エコクラフト作家たちが、バスケタリーの世界にチャレンジです。


レッスン1『1m程度の紙バンドを使って、普段とは違うアプローチ(技法)で、赴くままに形を作ってみる。』
いつもの自分を切り替えていく作業からスタートです。なにを作るということではないので、手の中で素材との会話をして、手が記憶しているアプローチと格闘する脳からのイメージが徐々につながって、30分あたりで形が見えてきました。

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作品が放つメッセージは…??? どこに着地するのか、まだわかりません。

レッスン2『プレイティング(組む)技法で、1m程度の紙バンド12本で箱を作ります。』
簡単そうなテーマですが、今度は、ボンドは使えません、裂くこともできません、そして、いつものように底を組んで編み始めることもできません … 制約の中での船出です。

頭の中の切り替えにたっぷり時間を使います。泣きたくなる気分になるのは、エコクラフトをはじめたころの新鮮な気持ちに似ているかもしれません。

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そして、約1時間。さすがはエコクラフト作家の皆さん、課題を解決して、箱を作り上げ、穴を開けることに成功した作品、箱の中に箱がある作品など、いつのまにか、作品にはその人の作風が表現されています。

ワークショップは本当に≪集中≫の時間。エコクラフト作家の脳トレーニングは一先ずおしまい。お茶とスウィーツで和むことは、いつもに戻る大事なひとときになりました。

後日、参加された皆さんにはアンケートに答えていただきました。ここで、その一部を紹介します。


編み方や素材の違いを再確認する機会になったようです。頭の中がリセットされ、これからの作品づくりに自分らしさを出せるような気がしました。

「作品づくりはこうあるべき」という常識にとらわれなくてもよいということを発見しました。

作品を通して、皆さんの作品づくりへのアプローチ(考え方)が感じ取れました。

限られた材料での創作というプレッシャーは、「刺激」から「今後の意欲」になりました。発想を変えて創作する難しさ・考えるということを久しぶりに味わい、そして形になっていくと達成感を感じました。


思い出しませんか ― あなたのfirst eco−craft。
エコクラフト作家の一人ひとりのステキな作品にも、努力と新鮮な気持ちの積み重ねがあります。エコクラフトfanがエコクラフト作家になる時は、きっとあなたにも訪れることでしょう。
ゆめひもくらぶはエコクラフトfanのみなさん、そしてエコクラフト作家の皆さんのステップアップを応援するレッスンイベントをこれからも企画していこうと思っています。


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今回のワークショップの参考になるクラフト本。
『クラフトテープで作る』(本間一恵著:日本ヴォーグ社刊)

高宮さんの著書:「アジア・アフリカの民具がヒント、大好きなかごを編む」(文化出版局刊)「バスケタリー」(共著 日本ヴォーグ社)「かごとかご雑貨2 ちょこっと和」(日本ヴォーグ社刊)にも作品が掲載されています。
posted by ゆめひもくらぶ at 21:30 | 展示会やイベント

ハートフルなクラフトライフ

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今秋、スイス映画マルタのやさしい刺繍〜遅咲き乙女たちが贈る最高にチャーミングなハートフルストーリー〜を観ました。
夫を亡くした80歳の遅咲きの乙女が、仲良しとのガールズトークから目覚めます。かつて刺繍を仕事にしていた彼女の夢は、「ランジェリーショップを開くこと」。
そして、いよいよ、お店を開く準備にかかります。
布問屋でたくさんの生地をいとおしいまなざしで触るしぐさ。
買出ししている姿は、皆さんのクラフトライフと同じ。ほんとうにワクワクなんですよね。
しかしながら、スイスの片田舎に突然できた「ランジェリーショップ」は、保守的な住民たちには、残念ながらなじみませんでした。
そこで、次思いついたのは、ネットショップ…。うなづいている人いませんか???
ネットショップに、一人またひとりとお客さんが来店してくれるもののなかなか…。。
次に思いついたのは、村のマークをランジェリーに刺繍すること ひらめき
映画のチラシにあるクロスステッチの花デザインがそれです。
で…、それが大ヒット…。。。!!ネットを通じて、たくさんの注文が来るように。メディアにも取り上げられて、内職が必要なほどになりました。そこで、地元の生涯学習?の手芸サークルにお願いにいくことに。そこには、おじいちゃんのクラフトfanがいて・・・ちょっとはにかみながら・・・・「やってみる…」っていうんです。ほのぼのとしていてキュートなシーンでしたよ。

最後は村をあげての大喝采のハッピーエンドになるのですが
あなたの周り…それともあなたのお話のような感じがしませんか?
そう、クラフトは夢を与えてくれるすてきな暮らしの魔法なのですよ、きっと。


この映画はクラフトがファクターとなっているので、映画公開にあわせたイベントもクラフトがモチーフ。
私は中目黒のボタン屋さんで、チラシをみつけました。そして、前売り券には、懐かしいリリアンセットがついていましたよ。ほかにも、公開記念の手芸ワークショップがあったり、各地でタイアップイベントがありました。1day刺繍ワークショップや刺繍カフェなどなど…るんるん

映画もクラフトも楽しく…そして、夢をみんなで。
ハートがいっぱいだからクラフトライフは楽しいのですね。

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もうひとつ、ハートがいっぱいのクラフトイベントを紹介します。
こちらは毎冬開催されているあみぐるみコレクションのイベント@スペーススプラウト(東京・下北沢)。日本あみぐるみ協会が主催しているイベントです。13回めのイベントテーマは「大きくなったら」。

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カフェ&ショップスタイルの会場には、あみぐるみがいっぱい。ぬいぐるみキャッチャーの中にいるみたいです。そして、ほとんどの作品が購入可能。いくつも購入するマニア?もいるみたい…。
会期中は、展示販売のほか、作品の人気投票やニットカフェなどのイベントなど、年に1度のあみぐるみ祭りといった感じでした。これらのイベントの模様は、こちらのブログで、開催から撤収までがライブ感覚で紹介されています。http://blog.amigurumi.jp/

全国から届く作品の数々が一同に会するのは、至福のとき。
エコクラフトコレクションも誌面から飛び出す機会が来るとよいですね。
そのときは、皆さんと至福のときを…ぜひ揺れるハート

posted by ゆめひもくらぶ at 09:40 | クラフトマナー

エコクラフト作家のすてきな気宇

「エコクラフト」は口コミで広がった手芸。流行ったと思ったら…あっという間に見かけなくなってしまった手芸とは違い、まだまだこれから、そしてさらにさらに広がっていくことでしょう。
口コミで、クラフトの魅力をを支えるのは、エコクラフトfanのプライベート・ブログ。クラフトのすてきをより多くの人に伝えてくれる応援団のような存在です。日常から伝わるエコクラフトの魅力は、おしゃれエッセンスを取り入れたい人のお手本になっていることでしょう。

そして、エコクラフト教室を開講する作家の方々の活動は、「クラフトで潤う心のおすそ分け」となっています。今年は、テレビ出演や作家本とのコラボイベントが話題となりました。その中からいくつご紹介しましょう。

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エコクラフトfanが、その人柄にもあこがれる作家の荒関まゆみさんのテレビ出演は、今年の夏。NHK教育テレビで人気のおしゃれ工房への出演は、クラフトとして認知された証。スタンダードなかごバッグの数々は、まさに穏やかな荒関さんの雰囲気そのもの。エコクラフトの素朴さは、夏にも心地よい温かさとして伝わったことでしょう。番組の都合で「紙バンド」として紹介されましたが、親しみ深いのは「エコクラフト」。どちらが、どうということもだんだん薄れてきているのは、それだけ、クラフトの魅力が定着してきたからなのでしょうか?


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もうひとりの人気作家・ぷるる工房の古木明美さんは、こだわりいっぱいの作家本「エコクラフト・カフェへようこそ!」の出版を記念した個展を開催しました。
短い期間でしたが、連日、小さなギャラリーにはたくさんの方が来場され、キュートな作品たちの魅力に包み込まれていました。

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エコクラフトを初めてから、ずーっと思い描いていた個展の開催には、たくさんの人の支えと古木さんの強い想いがあったからこそ。
その証は、会場の窓辺を飾るちっちゃな籠の数々…古木さんの生徒さんの作品による「プチパニエ展」です。ちょっとしたエッセンスにも感謝の気持ち…がいっぱい。
訪れた人たちは、ほんのひととき、やさしい幸せを感じ取ったことでしょう。

「紙バンド=エコクラフト」と結び付けてしまう間には、いろいろなルールがありますが、そこに携わった人たち、そして、知り合ったクラフト仲間の人たち、これからはじめようと思っている人たち…たくさんの人たちが作っていくマナーでもあります。
その中でも、エコクラフト作家たちだけでなく、教室の先生たちが伝えることは大事な芽になっていくことでしょう。一つひとつ大事に育てられてきたエコクラフトはまさに「涵養のクラフト」。その着実な歩みをこれからも紹介していきたいと思う秋です。


時計 荒関まゆみさんの教室
   相模原カルチャーセンター
   相模原駅ビル校 
   ジャスコ古淵店校 

時計 古木明美さんの教室
   ヴォーグ学園 横浜校
   その他の教室はこちらから 
posted by ゆめひもくらぶ at 00:00 | 展示会やイベント

インテリアライフスタイルとは…

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6月、東京ビッグサイトで開催された、ライフスタイル提案型見本市『interiorlifestyle 2008』に行ってきました。ドイツで毎年開催されている生活用品・インテリアの見本市『ambiente』とファブリックの国際見本市『heimetextl』が母体とあって、かなりの注目度、開催3日間の来場者は約3万人。

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会場に入ると、グリーン・シャワーが眩しいアトリウム空間が現れます。その周りを彩るのは、北欧のプロダクトを紹介するブース『Nordic Lifestyle』。ここ数年来続く北欧デザインのトレンドと、環境への視線がコーディネイトされたシンボリックな空間です。

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見本市のカフェはちょっと…ということが多いのですが、この見本市のtrend cafeはとってもおしゃれ。ランチもカフェtimeも常時混雑しているワケは、人気デザイナーの椅子に座ってリラックスできるからなのです。

紙ひもの椅子でも有名な北欧の家具メーカー・カールハンセン&サンでは、創業からの歴史を振り返る特別展示が目を引きました。創業時からのサンプルパーツや、工場の写真や製造工程の映像によって、紐解かれる実際の作業を知る機会はめったにありません。職人の姿勢を知る納得のブースです。

他にも、北欧のクラフト雑貨に人気が集まっていました。
エスカレータで約30カ国が出展するメイン会場へ。

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イタリアブースでは、ダンボールクラフトの牛の休憩スペースがあったり、エコをテーマにしたブースはとっても多かったです。

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こちらはドイツのsaleen社のブース。
つや消しのポリプロピレンを特殊加工した素材をプレスしたランチョンマットやチューブ状にしたもので、バスケットを編んだものが並んでいました。以外にもナチュラル感があり、その上、洗えて、熱にも強く防カビ効果もあることから、ホテル・レストランでの需要が多いそうです。

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日本のブースも頑張っていました。
特出すべきは、『伝統×デザイン』による新しいプロダクトの誕生。

輪島の珪藻土から作った地の粉と漆で作った素材×蒔地技法から誕生した輪島キリモト
『makiji』。
青森発のBUNACOもそのひとつ。
青森県は、ブナの蓄積量日本一。そこで、テープ状に特殊加工したブナ材をコイル状にして押し出し成型した器や照明がBUNACOオリジナル。プロダクトにバリエーションを持たせようと、紙バンドでも試作したことがあるそうですが、やはり、『自然素材』のブナの魅力には勝てなかったと、ブース担当者談。

日本の技術は世界最高峰といわれています。現代に活きる素材があってこそ、活きる技があると主張する日本ブースには、真摯な姿勢と品格を感じました。デザインで個性を表現するだけでなく、伝統を守る社会的意義があるからなのかもしれませんね。

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もうひとつは、新しい和紙の可能性をプレゼンテーションする山梨の和紙メーカー・大直のブース。こちらは、無印良品のアドバイザーとしても知られているプロダクトデザイナーの深澤直人さんとのコラボによる新しい紙素材のブランド『紙和』。
和紙とポリオレフィン繊維を原料として、和紙漉きの製法で作られた新感覚の和紙は、柔らかくてしなやかながら、水に強くて破れにくいのが特徴。バッグや、風呂敷、ステーショナリーになって、シンプルなブースを飾ります。
国籍・性別・年代を問わず人気だったのもこのブースの特質すべき点です。
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出展者の中から選ばれる『interiorlifestyle awards』では、「NIKKEI DESIGN award」(『日経デザイン』賞)に輝きました。「デザインとして素晴らしい以上に、ものづくりのスキームが背景にある。シワを施すことによって素材力を高め、さらにデザインで魅力を付加した」と『日経デザイン』編集長の評。
紙和シリーズの今後の展開は要チェックですよ。
詳細はこちらから。

posted by ゆめひもくらぶ at 14:30 | Comment(4) | 展示会やイベント

天晴れ!クラフトの奥義

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春の花が香りはじめた3月上旬、名古屋を拠点に活動されている篠田カ和子さんが主宰する志乃和会の20回めの記念となる『紙ひも作品展』を訪ねました。
通年はテーマにあわせた作品づくりの発表の場でしたが、20周年を迎えた今回は、篠田さんご自身の40年余りのキャリアを物語る至高の作品の数々が、東海地方に広がる17人の生徒さんの作品とともに展示されていました。その数200点余り。
1977年に開館した歴史博物館として知られている名古屋市博物館のギャラリーで20年間も作品展を開き続けられたということは、美術工芸作品として広く認められているということ。作品の趣きから細部の技に至るまで『素晴らしい』のため息がいっぱいです。 

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篠田さんがこのクラフトと出合い、師事したのは、誠文堂新光社から出版されていまも人気の高い 紙ひも細工「SLと帆船」や「みこしと花車」の著者の神谷正一郎さんの奥様。
皆さんの中にもこの本との出合いで紙バンドに魅せられたがいると思いますが、ここでちょっと裏話。パイオニアだと思っていた神谷正一郎さんがはテキストづくりを担当して、実際に作っていたのは、奥様だったのです。あまり知られていない事実です。

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篠田さんは、クラフトの技術を取得するために、長年神谷さんのもとに通われ、繊細なその手わざを自分のものになるまでひたすら勉強されたそうです。その奥深さと厳しさに、ひとり、またひとりと学ぶ人がいなくなり、篠田さんひとりが残ったそうです。篠田さんは、神谷さんの唯一直系の技を受け継ぐクラフト作家ということになりますね。
ここからは、多くを語るよりも、作品の奥義を味わってください。
四季の花々・・・しつらえ・・・花台・・・すべてがお馴染みの紙バンド。
生き生きと、華麗に生まれ変わった紙バンドをご覧ください。

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篠田さんが使う紙バンドはクラフト、白、黒のみ。既成の紙バンドは経年変化でどうしても色落ちしてします。そして、その色も均一化している点が作品の息づかいに影響するそうです。
ですから、いつまでもベストの状態を保つため、篠田さんは独自の手法で色づけします。20年経ってもまったく色落ちしないものもありますし、伝統的な染めの手法を取り入れたものもありました。そこには門外不出のやり方があるそうです。
さらに、紙バンドそのままを使用するのではなく、ひと手間ふた手間丁寧に加工して、篠田さんオリジナルの紙バンドに仕上げているそうです。たとえば、花びらの儚さを表現するためのひと工夫。紙バンドを重ねた断面をきれいに仕上がるためのひと工夫。
特に、ボンドで接着しているにもかかわらず、ボンドの形跡が少しも観られないのにも、技があるそうです。ですから、花台や名古屋城、合掌造りの家などの作品の仕上がりは白木のような美しさです。
『ボンドはたくさんつければ丈夫、そして接がれることがない、というわけではないんですよ』と篠田さん。ボンドの適量とつけ方で、ボンドの効力は変わるそうです。そのコツは『指先で覚えるのが一番』ということです。
ここまで真摯な姿勢でクラフトに取り組まれている篠田さんは、まさに技の人。といっても、たいへん気さくで、作品の隅々まで丁寧に説明してくださる姿は、わが子を愛しむよう。
『その奥義を多くの人に紹介したい。』という思いと、『その神技を大事に伝えたい』という思いが交差する作品展でした。

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篠田さんの作品に魅了されたばかりでなく、息子さんが学生の頃の作品も見事。夏休みなどを利用して作ったという作品の美しさは細部の技術が支えているもの。
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そして、生徒さんの作品も流石・・・。
篠田さんのクラフトの奥義と情熱は確かに伝え継ががれているんですね。


チケット お教室につきましては女性のみですが、受け付けているそうです。
お問い合わせは志乃和会 篠田和子さんまで。 
電話052−363−3687
〒454−0833 
愛知県名古屋市中川区上脇町1−1三旺マンションA−501

本 篠田和子さんが主宰する志乃和会については、ゆめひもmail エコクラフトの小径からでも紹介しています。

posted by ゆめひもくらぶ at 14:00 | Comment(0) | 展示会やイベント

バナナで地球をリサイクル

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紙やプラスティックなど身近な廃棄物をリサイクルして作られる素材が注目されていています。
イギリスでは、減少していく地球の天然資材と反比例して、大量に排出されてる廃棄物を減らし、資源として有効利用する取り組みに2000年より数百万ポンド(約2億円)を投入しています。
そのひとつに、デザイナーとのコラボレーションにより、リサイクル素材が最大限に活用され、その素材の質を高める研究があります。研究によって、『廃棄物を価値あるものに』という素材教育と、環境保全に即した素材開発を進める動きがひとつのムーブメントになろうとしています。
リサイクルに敏感になってきた日本でも、先日、地球規模のリサイクルの未来を考えるイベントがリビングデザインセンターOZON(東京・新宿)で開催されました。
DSC06493.JPG   『バナナでつくろう地球の布−バナナ・テキスタイル・プロジェクト−』

美味しそうな気になるネーミングですね。でも、バナナフレーバーの布を作るのではありません。
多摩美術大学の学生によるグローバルな視点からの夢あるプロジェクトです。
熱帯地方で廃棄されるバナナの茎を利用して織布を生産するシステムづくりを目指す『バナナ・テキスタイル・プロジェクト』のスタートは、2000年にさかのぼります。さまざまな調査研究や研修を経て、2006年からは、文部科学省が推進する現代的教育ニーズ取組支援プログラム(3ヵ年計画)になりました。
同大学の生産デザイン学科テキスタイルデザインが中心となり、より実社会とのつながりあるデザインアプローチが研究されています。今回のイベントはそのデザインワークの発表の場でもあり、プロジェクトのPR活動としての役割も果たしていました。来場者は約400人/日、週末には700を数えるほどになったそうです。国連や大使館の関連や環境問題に関心の高いNPO、デザイン関連の人たちに加えて、多く女性の姿が見られたのも、環境への関心の高まりを裏付けるようです。

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バナナの実を収穫した後の茎から取り出した、その名も『バナナ繊維』。紡績したバナナテキスタイルは草木染にして、新しく生まれ変わります。麻と同様の強固な繊維になるそうです。
そして、プレスしたものはバナナボードに、パルプ状にしたものはバナナペーパーにと、バナナ紙も誕生していました。もちろん、原料のバナナはオーガニック。ポップなネーミング+オーガニックなリサイクル原料…いろいろな意味で惹かれますね。

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会場には、学生のデザインがプラスされたバナナプロダクトがいっぱい。
ナチュラルな風合いの作品たちの見てみて光線があちこちから。

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バナナペーパーのダンボールやパッケージも…。
大迫力のタペストリーは、壁紙としての提案もかねています。
作品展のほかにも、イギリス・キングストン大学准教授とブラジル・サンパウロ大学の准教授を招聘したフォーラムが開催され、地球のあちこちで行われているエコロジカル&エコノミカルなリサイクル活動に、社会的価値を再認識しました。
そして、バナナのリサイクル―それは経済サイクルの面からも地球をリサイクルしている暮らしを変えるものなのです。
ブラジルでは、このプロジェクトが『バナナの茎を回収する仕事⇒バナナ繊維にする仕事』を生み出し、オーガニック素材を社会に供給する仕組みが確立しているそうです。恵まれない環境にいる人たち(特に女性コミュニティ)に社会の一員として働く場づくりをサポートしているそうです。
地球の反対側でスーパーに並ぶバナナの違った役割が地球をリサイクルしているなんて、バナナの見方が変わってしまうかもしれませんね。

バナナ・テキスタイル・プロジェクト。今後は、エコプロダクツ展に出展する計画もあるそうです。バナナは美味しいだけじゃないことを確かめに来てくださいね。

バナナ・テキスタイル・プロジェクトhttp://www.tamabi.ac.jp/kyoumu/gendaigp/banana/
posted by ゆめひもくらぶ at 17:40 | Comment(0) | 展示会やイベント

平成世代の紙バンド

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紙バンドの作品を見つめる真剣な眼差しは、新潟日報の夕刊記のコラムから。新潟在住の紙ひもクラフト作家 船岡和夫さんの講座での1カットです。
紙バンドがまだ梱包資材として広く使われている頃は、模型や壷をつくる『工作』の材料として知られていました。現在は、『エコクラフト』として女性を中心に親しまれている手芸(クラフト)として知られています。『手芸と工作』、『クラフトとホビー』。。。言い方を変えると、女性名詞と男性名詞のように違うイメージに感じられます。

ここで紹介する船岡さんの講座は、もちろん、男性向けのホビーと位置づけられでしょう。
さまざまな世代の男性を中心に人気の講座だそうですが、なかでも熱心に学んでいるのは、平成世代の学生たち。フィギュアやプラモデルづくりにはない、アナログな紙バンドの素朴さに魅力を感じているとは、粋ですよね。
『船岡さんが作る地元新潟交通電車線の車両模型に魅了され、自分でも貨車が作りたい』と話すのは、常連の学生。紙バンドの特性を活かして、組んだり、細かく切ったり、ほぐしたりといった地味な作業の中から、タイヤやホイール、つり革などの部品を作りあげていく。長い時間をかけて車両の構造を理解して表現していく過程を楽しむ平成生まれのデジタル世代。
男性向けの紙バンドの広がりは、彼らのこれからにあるかもしれませんね。


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紙バンドのメーカーが集まる富士市にも、平成世代の紙バンドの期待が膨らみます。
富士市に集積する産業のイメージアップ事業富士ブランドが2006年に認定され、そのPR活動がスタートしています。富士商工会議所が全国に発信するこの事業は、地域振興と産業の活性化がテーマです。
特に、紙バンドメーカーを中心とした紙加工のメーカーのアプローチcuioraは、平成生まれの紙のプロダクトの誕生につながりそうな予感がします。

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cuiora(キオラ)とは、「紙による、紙のための、紙のデザイン」をキーワードに、 デザイナーに島村卓実氏を起用して立ち上げた新ブランド。現在は試作品を中心に、東京などのデザインイベントでPRしている段階です。紙管で出来たラックやステーショナリー。紙バンドでつくられたビジネスバックなど洗練されたデザインに新たな可能性が感じられます。

いままでは、紙バンドの素材の魅力が光るというよりもその素朴さが人気だったのですが、平成世代の紙バンドは、よりモダンでポップな素材に変わっていくのかも知れません。
紙バンドの行方には、意外なシナリオが用意されているのかもしれませんね。
posted by ゆめひもくらぶ at 16:00 | Comment(0) | クラフトライフ

静岡かるた

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『かるた』からお正月をイメージする人も多いと思います。ですが、『ご当地かるた』は静かブームになっているようです。
もともとかるたは16世紀にポルトガルからやってきたもの。
日本では、平安時代に貴族が「貝覆い(貝合せ)」をして遊んだものがはじまりと言われています。それが時代を経ることに、室町時代には「絵貝」や詩歌の書かれた「歌貝」へと変わり。そして16世紀になるとポルトガルからやってきた南蛮カルタの影響を受けて貝からカードへ。
広く親しまれているのは、『いろはかるた』ですね。ですが、どこでも同じ内容のものが親しまれたのではなく、江戸、京、大阪などで地域によってその内容は少しずつ違っていたようです。
そして今、市町村合併を背景に 郷土色を活かしたご当地かるたが増えていて、1,200種を超えるようです。中には、小学校の生徒が作ったものもあるそうで、地域の歴史や風土を知る大切な学びの場となったことでしょう。ほかにも、青年会議所や観光協会や有志の会など。。地域によって作り手の目的もさまざまです。


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さて、ここで紹介したいのでは、『静岡かるた』。
静岡県の名所・名産・偉人についての読み札と絵札で構成された88枚には、200近くの候補の中から選び抜かれた静岡の逸品が紹介されています。
かるた遊びを通して、静岡を垣間見るお正月はいかがでしょうか?
 
静岡かるた公式サイトhttp://www.s-karuta.jp/
こちらで購入もできます。




posted by ゆめひもくらぶ at 15:28 | Comment(2) | 教育とクラフト

クラフトの絆

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10月7−8日の2日間、静岡県富士川町にある富士川楽座で紙バンドのイベント『紙バンド手芸作品展』がありました。
作品展の企画・運営をしているのは、富士市を中心に活動しているスタジオLAZO(ラソ)。
LAZAとはスペイン語で『絆』という意味です。主宰者の望月久美子さんは、『クラフトを通じて多くの人と出会うことができたことは私にとっても仲間にとっても大切な宝もの。クラフトがくれた絆を大切にしていきたいという想いをこめてつけました』と話してくれました。

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『紙バンド手芸作品展』の会場には、県内外から多くの作品が集まっていました。
こより手芸を主催する舟橋みつこさんや高山ちま子さんの作品のメインコーナー、LAZOの生徒さんの作品や、エココレクションの本に掲載されているエコクラフト作家の方々の作品まで、どれもみな目を惹きました。
クラフトビギナーから、エキスパートの作品までが一同に介することで、より幅広く楽しんでもらえる展示イベントになっていました。

『スタジオLAZOとしての活動は、まだまだこれから。』という望月さんですが、紙バンド手芸の楽しさをつづったブログ紙バンド大好き日記を通じて知り合ったエコクラフト作家の方々との交流が励ましとなり、紙バンド手芸の応援団のひとりとして何かしたいという思いが原動力となっているそうです。

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会場に雰囲気をキュートにしている作品が目立つのもスタジオLAZOならでは。
トロロワールドは富士市の高校の文化祭作品。
そして、タペストリーはスタジオLAZOのオリジナル。

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中でも、紙バンドと紙紐を組み合わせて編んだかごバッグは、柿渋風のコーティングをした和風なもの。
鮮やかな作品の中でも、ひと際目を惹いた粋な作品でした。

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展示イベントの行われた富士川楽座は、東名富士川ICとつながっているリクリエーション施設。
秋のドライブ休憩に立ち寄られた人が、初めて紙バンド手芸に出合うという機会にもなりました。また、休憩中にちょっとチャレンジして頂けるようにと、20〜30分くらいで完成できるクリスマスリースや マスコットのうさぎなどのレッスンも人気でした。

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5月と10月の年2回開かれる展示イベントは、スタジオLAZOが応援する紙バンド手芸の日。
スタジオLAZOは紙バンド手芸のエンジェルたち。
すてき紙バンドのクラフトグループのクラフトライフのこれからに注目です。

紙バンド手芸作品展の詳細はこちらでご覧いただけます。
紙バンド大好き日記

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スタジオLAZOの主宰者望月久美子さん(左)と生徒さん。
posted by ゆめひもくらぶ at 00:00 | Comment(2) | 展示会やイベント

2006グッドデザインしずおか

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紙バンドのクラフトがつなぐ地域の活動については、本コラムでも何度か取り上げてきました。
特に、静岡は、紙バンドメーカーが集まっていることから、その活動も盛んで、
他県ではみられない、行政・企業・NPOが一体となった活動が行われています。
こうした活動を牽引するのは、紙紐・紙バンドのリーディングメーカーの植田産業。
植田産業の継続的な活動が、昨年末に発表された『2006グッドデザインしずおか』で、知事賞【グッドデザインしずおか大賞】に選定されました。
『2006グッドデザインしずおか』とは、静岡県内の中小企業などによる製品のデザイン、機能性などの優れたものを顕彰するもの。植田産業の【紙のまち・富士市】における地域密着型のクラフト開発が認められての受賞となったのです。

− 植田産業が受賞したのは、『紙のまち・富士市』における『紙バンド手芸』開発活動。
産業用資材の紙バンドに造形用の色彩や耐久性を付加し、市民対象の手芸教室を通じて紙文化のすばらしさを情報発信する取り組みが評価された。
 −(静岡新聞記事より抜粋)

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そして、2007年1月。静岡県では、静岡の優れた伝統工芸品を海外にPRしようと、フランス・パリで開催された世界最大規模のインテリア国際見本市『メゾン・エ・オブジェ』に出展。
初の試みとなる展示のテーマは『SHIZUOKA with Nature』。歴代のグッドデザイン賞選定品とともに植田産業の紙バンド手芸作品も展示されました。
日本の、そして静岡の文化・風土を知らしめる貴重な機会となったようです。

eco−friendly project

植田産業が主催する展示会や、富士市の観光協会やNPO法人の協賛による体験教室は、どれも大変な人気です。
中でも、NPOとの協同ワークは欠かせません。富士市を中心とした地域のやさしいまちづくりをサポートするNPO法人富士環境倶楽部との取り組みは約4年になります。

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中でも、富士環境倶楽部が2005年に結成した【紙・バンドえーど隊】と植田産業のコラボレーションは、新たなクラフトボランティアの形といえるでしょう。新富士駅などでのイベントや講習は、地元メディアでも多く取り上げられています。
【紙・バンドえーど隊】の隊長の浅井祥子さんは、こうした活動を振り返って熱心に話してくれました。
『カラフルな紙バンドは、環境への配慮ある再生紙。そして、紙バンド手芸は、誰もが簡単に作れ、誰もが自分だけのオンリー1を作ってハッピーになれるもの。イベントでは、なるべくゴミをださず、再生できる用具を使用するといった【紙・バンドえーど隊流のマナー】を作っています。楽しみながら環境のことも感じてほしいです』。

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クラフトを通じて和の心を伝えたい

NPO法人富士環境倶楽部 紙・バンドえーど隊の働きかけで、今年も人気の春のイベント『高松宮妃のおひなさま展』(静岡市・グランシップ)で、クラフトイベント『紙バンドのちっちゃなおひなさまづくり』が実現しました。
昨年同様、インストラクターは紙・バンドえーど隊と植田産業。素材を知る企業のスタッフの的確なサポートとそれを多くの人に楽しんでもらいたいというクラフトボランティアとのチームワークは新しいクラフトイベントの形といえるでしょう。

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展示会場内のイベントブースには、この日を楽しみにしてきた県内外の来場者でにぎわいます。カラフルなおひなさまと和紙で彩られたてまりが簡単に作れるとあって、親子での参加も目立ちます。また、雛祭りのイベントということもあり、着物姿の参加者もあり、クラフト講習会とはひと味違ったゆったりとした時間が流れます。
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紙バンド手芸の作品は会場の雰囲気作りにも貢献していました。
『紙バンド手芸をキーワードにした企業活動が、日本の文化を見直す機会になれば…』と植田産業株式会社の植田眞晴常務。『紙文化を伝えるためには、和紙は不可欠』とも。
会場には、海外でも活躍する芝川町の柚野手漉和紙作家・内藤恒雄さんの和紙のタペストリーが趣ある空間を演出しています
。紙バンド手芸の展示作品の数々と和紙のあでやかなしつらえが、高松宮妃のひな壇飾りに手づくりの春を添えていました。


− 子供にとっては情操教育の教材
− 親子にとっては、コミュニケーションの遊具
− 日本文化や風土を伝えるkotobaとしてのクラフト
そして、なによりも環境を大切にするマナーを気づかせてくれる役割…

年齢、性別そして国籍を問わず、多くの人が感じるその魅力。
その素材を造る側である企業からの提案は、ゆっくりと長〜くあって欲しいものです。




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高松宮妃のおひなさま展 静岡市・グランシップで3月4日まで開催。
『紙バンドのちっちゃなおひなさまづくり』は、3月3・4日の両日開催。

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植田産業のカタログ。単色、マーブルをあわせると50を越えるラインナップ。

イベント 第3回全国紙バンド作品展
2007年5月19日〜26日
*作品公募とイベントの詳細はこちらから
http://www.kamiband-ueda.com/new-infomation.htm


本 植田産業が取り組んできた活動については、本コラムのバックナンバーから。

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クラフトボランティアと企業サポート http://craft-life.seesaa.net/article/14210167.html
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全国紙バンド作品展 http://craft-life.seesaa.net/article/8576435.html
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ハマナカ内見会2007

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毎年1月の東京を皮切りにハマナカの内見会が日本中をまわります。
人気手芸アイテムを幾つも扱うメーカーだけあって、毎回盛り沢山。
定番のニットはもちろんのこと、最近人気のクラフトが会場の多くを埋めています。
エコクラフトももちろんその一つ。
カラーバリエーションも『あいいろ・江戸紫・かきしぶ』の3色を加えて、全15色と広がり、ますます、作品づくりの幅が広がりそうです。

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かごやバッグから雑貨風の小物やおもちゃ感覚のものまで、エコクラフトのショップといった賑やかさ。以前は偏りがちだったテイストも、和風モダンなものから、カントリースタイルのもの、そしてシンプルナチュラルなものからエレガントなものまでと、エコクラフトの可能性を余すところなく紹介している感じです。
干支アイテムや縁起物もさりげなく配している、その守備範囲は、他のクラフトにはないエコクラフトの魅力だと再認識しました。
人気を裏づけるように、エコクラフトの新刊本は4冊を予定。
2冊のシリーズ本と人気作家の本は今春続々登場するそうです。
そして、夏には、男性やシニヤの方々にも喜ばれそうな『和調・民芸調の本』が本屋さんに並ぶ予定です。
今年も新たなエコクラフトfanが増えそうです。

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さて、昨年から人気のクラフト素材に、『オーガニックコットン・ポーム』があります。有機栽培の無垢綿を原料に、紡績・染色の過程においても、可能な限り化学処理を避けて製品化しているので、誰の肌にも優しいことは間違いありません。
何気ない生活の中で、いろいろなことが表面化してくると、既製品に臆病になりがちな人も多いのではないでしょうか。
素材選びからはじめるクラフトもあってもよいかもしれません。

− 作る楽しさに加えて、安心を作り出すのもハンドメイドの良さ−

家族を大切にしたい気持ちを育てたいとポームが語りかけているようです。

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ハマナカ内見会では、定番の編み物も健在でした。
アンダリアとアクリルたわしは、安定した人気だそうです。
発色の良いアンダリアには、天然成分繊維のラフィーが仲間入りしたことで、ソフトなナチュラル感が表現できるようになりました。
人気のモチーフ編みは初心者にも大人気。
そして、実力派のハマナカボニーのアクリルたわしは、他社のアクリル毛糸とは違ってそのボリューム感と発色でしっかりとfanをつかんでいるようです。
そして、この時季人気なのは、『おひなタワシ』。
使うというよりも、オリジナルのデザインを楽しむあみぐるみのような感覚が人気です。

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クラフトの広がりをサポートするステンシルやワッペンも充実していました。
ヨーロッパの手仕事を手軽に使用できる『Faire』やシンプルなワッペンは、雑貨屋さんになった気分にしてくれるサブアイテムとして、利用したくなるシリーズです。
エコクラフトfanを意識したステンシルもバリエーションが増え、クラフト×クラフトによって、オリジナルの魅力がアップされることでしょう。
じわじわと人気が上がってきているフエルト羊毛を使った北欧テイストのクラフト『フェルケット』も存在感たっぷりでした。

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ハンドメイドの魅力は、心を豊かにしてくれること。
あなたの今年のクラフトアイテムは決まりましたか?
作りたいものリストは準備できましたか?
春に向けてパッケージもおしゃれになったクラフトキットからスタートしてみませんか。
posted by ゆめひもくらぶ at 00:00 | Comment(0) | 展示会やイベント

ゆめひもmail 2 〜エコクラフトコレクションから〜

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11月のコラムで紹介したゆめひもmailにはもう一つのシリーズがあります。
エコクラフトの全国公募作品を集めた人気のシリーズ本『エコクラフトコレクション』に
掲載されている方々のクラフト日和を紹介している
ゆめひもmail2〜エコクラフトコレクションから
2006年8月に開設してから、エココレの輪は27人に。
エコクラフトのある生活が、新しい風を運んできた様子がとてもよくわかります。


エコクラフトdeお友だち

PTAのサークルや公民館事業で出合ったエコクラフトを通じてブログやサイトをスタートした方は意外に多いようです。そして、ネット・コミュニケーション知り合ったエコクラフト仲間との出会い。日常にありそうでなかなかない、『同じお気に入りを持つお友達』。エコクラフトが運んでくれたすてきなハプニングが一人ひとりのクラフト日和から読み取れるのは、エコクラフトfanなら共感される方も多いのではないでしょうか。

ついつい『おひとり様』の時間を楽しんでしまいがちなハンドメイドの世界も、ネット仲間がいれば安心ですよね。
クラフト交換会やオフ会、さらには、委託shopやクラフトイベントに参加することも。。。
引っ込み思案だった自分が変っていく姿に驚く方も少なくありません。
エコクラフトの地域を越えた広がりは、エコクラフトfan一人ひとりのパワーに支えられているのですね。
エコクラフトの誕生から今に至るまでにずっと関わってきたゆめひもくらぶも脱帽です!


すてきなコメント・・・

エコクラフトの教室をスタートした方も多くなり、エコクラフトにまつわるほのぼのとしたストーリーを伺う機会も多くなりました。ある方のお教室ではエコクラフトについてこんな風に話しているそうです。

− 『加護を贈る』という言葉の響きから、籠の贈りものは縁起が良いといわれています。
ですから、私たちの教室では『神の御加護』にちなんで『紙の御籠』といっています わーい(嬉しい顔)
ただ中身のない籠はご法度! 中身を入れて贈りものにできるような作品がブレイクしています。 −



ついついニッコリして読んでしまうゆめひもmail。
もっと増やしていきたいと思っています。
自薦他薦は問わいません。あなたの、そしてお友達のゆめひもmailをお待ちしています。


ゆめひも日和 http://www.yumehimo.jp/
ゆめひもmail 2 エコクラフトコレクションから http://plaza.rakuten.co.jp/yumehimo2007/


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ゆめひもmail 〜エコクラフトの小径から〜

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2006年6月、ゆめひもくらぶのサイトゆめひも日和に新しい企画ページがスタートしました。
新企画『ゆめひもmail 〜エコクラフトの小径から』は、エコクラフト作家の日々を紹介するブログです。
2000年に発売されたクラフト本エコクラフト手芸以来、エコクラフト関連のクラフト本が数多く出版されました。そして、その本を通じて紹介された作家の方々もさまざま。
さらに、エコクラフトということばが生まれる数十年前から、作家活動をされている方々も。
ゆめひもmailには、活躍されるエコクラフト作家25人のクラフト日和を紹介しています。
多くのエコクラフト作家を紹介するというよりも、エコクラフト作家、一人ひとりを通じて、エコクラフトをより多くの方に知ってもらいたいという夢が企画の大きな柱になっています。

ゆめひもmailで紹介するエコクラフト作家の多くは、教室を運営しています。
カルチャーセンター・公民館・生涯学習など形態はさまざまですが、何年にも渡って続いている人気のクラフト講座を運営している方が多いようです。
エコクラフト作家の教室は、そこに通う人にしか得られないいくつものスペシャルがあります。
教室限定の作品レシピが人気だったり、クラフト本では表現できないテクニックを教えてもらえたり。。
生徒のレベルに合わせて少しずつ進めてくれるといったキメの細かな指導があったりと。。。魅力がいっぱい。
その分、教える側も新しい作品開発に余念がないようです。


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一方、フレンドリーな教室として人気なのは自宅でのサロンタイプの教室。サロンの看板も、こんな風にエコクラフトで作るとwelcomeの温かみが伝わります。
ここではおしゃべりも大事な時間。リラックスした中で、ちょっとわがまままなお願いができたり、時に生徒の相談相手になっているなんてこともあったり。。。すっかり時間を忘れてしまうこともしばしばなので、講習料が時間単位になっている場合もあるようです。

一番ドキドキするのは、1day lessonなどの出張講習を主にしている方でしょうか。
エコクラフト作家の個人サイトを見て直接依頼が来るケースも多いようです。その場合、依頼者の顔合わせも、講習場所の確認も、当日ということもしばしば。臨機応変にスタイルを変えながら、一期一会の生徒さんたちに楽しんでもらえるようにと、いつも以上に神経を使うという方も多いようです。

エコクラフト作家のゆめひもmailを整理していると、こんなkotobaが聞こえてきます。

『教室では私が先生かもしれませんが、生徒さんたちは人生においては先輩の方も多んです。ほんの些細なことかもしれませんが、クラフトに対する真摯な姿勢や会話の中に学ぶことは少なくありません。また、生活の知恵を教えてもらうこともあるので、常に新鮮な気持ちで接するように心がけています。
教えるばかりだと、どうしても上からものを見てしまいがち。だから、教わる側に立ってみることも大事にしています。
もちろん、「原点にかえって、基礎を確認する」ことも大切にしています。』


エコクラフト作家のさまざまな経験が作品づくりのヒントになっているのかもしれませんね。


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ゆめひもmailから新しい流れも伺えます。
ひとつは、エコクラフトと他のクラフトの出合いが作品の広がりになっていること。
エコクラフトでかごを作って、ソーイングやトールペーイント、パッチワーク、ニットなどを組み合わせて作品のアイディアが広がります。最近では、『他のクラフト作家にエコクラフトの魅力を伝える機会が増えた』というエコクラフト作家の声も聞かれます。クラフトの枠を超えたエコクラフト&○○クラフトのコラボ教室も企画されることも。。。
エコクラフト作家の方々も、いろいろなクラフトを勉強されているようです。作品のテイストに合うクラフト作家との出会いも、まだ見ぬ世界の扉を開けることになるのかもしれませんね。

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もうひとつは、男性のエコクラフト作家からの発見です。女性作家の作品はバッグやかごなどが主ですが、男性作家の作品はしつらえや模型のようなじっくり時間をかけて作る過程を楽しむものが多いようです。
ですから、ホームセンターの実演講習では、男性作家が新しいfanの心をつかむのではないでしょう。そして、団塊世代の男性がエコクラフトの魅力に気づく日も近いのはないでしょうか。

ゆめひもmailは、直接届くエコクラフト作家からの大事なお手紙。
文脈から伝わる一人ひとりのクラフトへの想いが、エコクラフトを楽しむ多くの人にも届きますように。


ゆめひも日和 http://www.yumehimo.jp/
ゆめひもmail エコクラフトの小径から http://plaza.rakuten.co.jp/yumehimo2006/


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posted by ゆめひもくらぶ at 22:00 | Comment(0) | クラフトマナー

地域におけるエコクラフトの広がり −東北

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2006年8月、「カントリークラフト」誌50号記念のイベントカントリークラフトフェスタが開催されました。パッチワーク、布クラフト、トールペイント...そしてエコクラフトも。
エコクラフトのブースは人気エコクラフト作家カントリークラフトB2ぷるる工房さんがこのイベント限定のクラフトユニット『びーぷーぱぴえ』で出店。
人気のキットアイテムや作品に、委託販売の作品がいっぱいでした。
会期内には1day lessonも開かれ、親子での参加者が目立ちました。
最終日に開かれたオフ会には西から東から多くのクラフト仲間が参加して、より賑やかに。
全国に広がるエコクラフト・ネットワークは本当にすごい!
地域によって、その広がり方は違うのではないか・・・?
今月コラムでは、地域におけるエコクラフトの広がりについてまとめてみました。

地域でのクラフト発信
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公募本『エコクラフトコレクション』の公募やクラフトイベントに熱心な地域のひとつに、福島・宮城を中心とした東北エリアがあります。
エコクラフトの情報がまだまだ一方通行だった2001年に仙台からスタートしたエコクラフトリングは、多くのエコクラフトfanの声のまとめ役となりました。
この頃、エコクラフトfanのサイトのオープンも重なり、徐々にエコクラフトの輪が広がっていきました。



・・・ ECO CRAFT  in MIYAGI & FUKUSHIMA ・・・
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エコクラフト同好会が主宰するクラフトイベント

福島では、元気通信のchikaさんが中心となってエコクラフト同好会が主催する「カントリークラフト・手づくりショップ」が人気です。
7月と12月の年2回開かれているこのイベントも今冬で7回を数えます。JR福島駅前にあるコラッセふくしまの1階アトリウムは、毎回マーケットのように多くの人で賑わいます。
連日出店のエコクラフト同好会に協力するのは、期間限定の地元クラフトshop。会期中は日替わりでお店を開きます。さらに、パッチワーク・布クラフト・編みものなどの手づくり作品を委託販売する「ぷちショップ」や、エコクラフト講習会も行われます。
『売り上げの一部を何かに役立ててもらえれば』という思いから、チャリティ販売を実施するなどクラフトを通して発信する内容は多岐にわたっています。
エコクラフトが地域交流に新たなエッセンスを与えるイベントになっています。

chikaさんのイベントレポート genki factoryhttp://homepage3.nifty.com/~genki/eco/eco-top2.html

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ウフ仙台が企画するクラフトマーケット  oeuf−fu* handmadelife 

仙台では、クラフト仲間のイベントが人気です。
ウフ仙台 oeuf-* とは、アメリカン★はーとのようこさんをはじめ、仙台でハンドメイドを楽しむ6人のコラボレーションから生まれたチーム。
oeuf(ウフ)とはフランス語で「たまご」という意味だそうです。
2005年から、年に1度宮城県内で1day shopを開いています。
こちらはエコクラフト中心ではなく、パッチワーク・布雑貨・ドール・レース・木工・フェルト小物・あみぐるみ などなど、あくまでも『クラフト』がキーワード。
日常を離れて、『クラフトを楽しむ』という同じ気持ちをもった人との交流は、イベント後もネット上でさらに大切な時間に育っているようです。

企画サイドは全国各地から集まる多くの作品から元気をもらい、委託作品を送る側は実際にそこに行けなくとも、参加できたという喜びを得ることになります。
どの人にとっても、クラフトを通じて『ひとりでできないこと』が実現したという充足感が味わえるのです。
『クラフトはひとりで楽しむもの』から『クラフトで仲間づくり』がまたひとつ増えた瞬間ですね。

ウフ仙台のイベント http://pocket.milkcafe.to/oeuf-sendai.htm


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エコクラフト作家やエコクラフト愛好者による教室も充実

エコクラフトの輪が広がっても地域によっては、『エコクラフトの教室や講習会がない。』といった声を聞くことも少なくありません。
そんな中でも仙台は、定期的な教室や講習会などでエコクラフトに触れる機会が多い場所といってもよいでしょう。
クラフト本で人気のエコクラフト作家 古木明美さんが仙台在住中の2000−2003年に、多くの教室を開かれたことも今の広がりのベースになっていることでしょう。

現在も、手芸店マブチシダックスカルチャークラブでは、人気の講座として定着しています。
そして、エコクラフト本で紹介されたクラフト作家の方々のプライベートの教室が充実していることやエコクラフトの作品展を目にすることも、杜の都・仙台でエコクラフトの大きな樹が育っている表れなのでしょう。

それぞれの地域で、親しまれているエコクラフト。
きっかけはあくまでも小さな種。その種を育てていく人たち、一人ひとりがあって、大きな樹になっていく。
まだ知らないエコクラフトの種はどこでどうやって育っているいうのでしょう。エコクラフトを巡る旅に出てみたい気分にです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
エコクラフト本に紹介されている方のサイトを紹介します。


MIYAGI

桑折智美さんのサイト http://www008.upp.so-net.ne.jp/one-art/

アメリカン★はーと ようこさんのサイト http://yoko-id.hp.infoseek.co.jp/index.html

annaさんのサイト http://craftchocoa.fc2web.com/

ゆ〜たんさんのサイト http://yutan.919homepage.com/user/

鈴蘭さんのサイト http://diary.jp.aol.com/cgagvrxwu/

まゆさんのサイト http://www.geocities.jp/ekomayu/


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

FUKUSHIMA

chikaさんのサイト http://homepage3.nifty.com/~genki/

イベント エコクラフト同好会主催の第7回手づくりショップ〜クリスマスセール〜

2006年12月4日−7日 
コラッセふくしま1階アトリウム(JR福島駅西口駅前)
ただいま委託ショップ、出品者募集中です♪



イベント ウフ仙台 oeuf-*の3rdクラフトイベント

2006年11月26日
宮城県富谷町・カインズホーム仙台富谷店
 
posted by ゆめひもくらぶ at 00:00 | Comment(0) | 展示会やイベント

もう一度知りたい!紙バンドの基礎知識 2

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『紙ひもや紙バンドの原料』は製造会社によって違いがあるのは知っていますか?


今クラフトの中で人気の紙バンド、あなたはどこで買いますか?
製造会社の通販で、クラフトサイトからオンラインで、地元のホームセンターや手芸店で
お教室の先生から。。といろいろな買い方があります。
何種類も手にしている方の中には、『製造会社によって品質に違いがあるのでは?』
と感じている方も多いのではないでしょうか。
『紙バンドの原料は再生紙』だから環境にもやさしいのではと思っていると
そこにはちょっとした驚き!が。。。


紙バンドの原料は大きく分けて2種類、白とクラフト(ベージュ色)。
白は牛乳パックなどのパルプ。カラーのものは同様の原料。
しかしながら、白やカラーでも沈んだ色合いのもののありますね。
そちらは、クラフトを染めたもののようです。

そのクラフトの原料は、『再生クラフト』とされていますが製造会社によって異なるようです。
グリーンマークやエコマークが商品に付いている(画像↑)紙バンドは
『米・麦紙袋などの食袋の100%再生紙』。手触りがよいのが特徴です。


それ以外は『食袋ではない袋の再生紙』。
臭いが気になったり、表面がざらつきいているなんてことはありませんか?
個人差はありますが、使用しているとかゆみ・手荒れが…という声を伺ったこともあります。
これらは再生紙がもともとは何の袋だったかによるところ。

ひと言に再生紙といっても、原料は意外と知られていません。
紙バンドで作ったかごは、直接食べ物を入れたり、日常的に使うもの。
日々の野菜やお米を選ぶ基準は、『国産』『減農薬』『無農薬』『有機』などの指標。
その指標と価格をにらめっこしながら、我が家の今、そしてこれからを思い選びます。

紙バンドの原料がちょっと気になる方は、品質の確かさを証明する『グリーンマーク』や『エコマーク』を基準にして選ぶのもよいかもしれませんね。


 
posted by ゆめひもくらぶ at 11:00 | Comment(0) | クラフトマナー

もう一度知りたい!紙バンドの基礎知識 1

海外に紙バンドのクラフトが紹介されるようになって、『紙バンドってなんですか?』という質問にもう一度紙ひものことを考察してみたくなります。
ロンドン・イーストロンドン大学の学生によるレポートには未知の素材『kamihimo』として紹介されていて、マテリアルテストが基礎知識として盛り込まれていました。

そこで、紙バンドのクラフトのあれこれを研究しているブログ『kamihimo』のさとかさんと紙紐・紙バンドのメーカー『植田産業』のご協力をいただいて、紙バンドという素材について再考してみました。

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紙バンドの歴史

『紙バンド』の登場は昭和30年代。高級菓子やお土産物を、包装紙でくるんでから紙ひもをかける方法が日常となり、需要は拡大しました。
時を同じくして段ボールが梱包材料として脚光を浴び、その段ボール箱にかけるひもとして、紙紐を特殊加工した『紙バンド』が使われ始めました。
さらに紙紐・紙バンドは、デパートなどの紙袋の手提げ部分に使われてきました。

その後、ポリプロピレンに代表される新素材の台頭により、担当分野は狭くなってきましたが、紙ならではの味わいや質感にこだわる高級紙袋などには、今も変わらずニーズがあります。

一方、需要は米袋に発展。米袋の口をとめるのは麻ひもが通常でしたが、麻の価格変動が激しくなり、安定価格・安定供給が可能な紙バンドにその役割が回ってきました。
さらにここ15年ほどは、海外の製紙工場で原紙をカットするために紙バンドが活躍。意外な場面でその機能性が再認識されています。

小さな需要ですが、クラフト材料としてのニーズも歴史は長く、30年近くになります。ここ10年はエコクラフト手芸として再デビューを果たし、新たなクラフト市場として高く評価されています。

紙を縒ってつくる紙ひもは日本の技術であり、文化です。
和紙のもつ独特のやさしさと肌触りで織り成す紙バンドののクラフトは、国内はもとより海外でも注目されつつあります。新しい時代に入った紙バンド は、古くて新しいこの素材なのです。

紙バンドはどんな素材?

紙袋などのクラフト古紙100%からなる茶色と牛乳パックにも使われているパルプからなる白色が基本となります。カラフルな紙バンドは、白色の原紙を着色剤で染めたものを使用しています。
紙紐を特殊加工して紙バンドにするために、無味・無害の水溶性の糊「ポバール」が使われています。独特の光沢感やある程度の耐水性が保たれているのは、ポバールで接着・乾燥による特性といえるでしょう。
カラーの紙ひもで一番気をつけなければいけないのは、保管方法です。
どうしても褪色は避けられないので、直射日光の長く当たる場所をさけて保管したほうがよいでしょう。また、柿渋やニスなどを塗ってまた別の風合いを出すことも退色を防ぐひとつの方法でしょう。
 

以下の内容は、さとかさんの紙バンド実験をベースに再編集しています。


紙バンドの耐水性

1 紙バンドそのものの耐水性をみる
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サーチ(調べる) 比較方法
業務用紙バンド(@茶・Bカラー)とAハマナカエコクラフトで比較。

サーチ(調べる) 実験方法
水に浸して、経過をみる。さらに水から引き上げて経過をみる。

サーチ(調べる) 結 果
浸水5分(左 カメラ画像をクリックするとより鮮明に見れます)− ひもの端がほぐれてきた。ボンドのつけ方が薄いところはボンドが白濁し、テープがはがれ始める。@が一番丸まり,ほぐれているような感じになっている。

浸水20分− @はますます端から紐がほぐれていくのに対し、AとBは現状維持。

浸水2時間− 30分後から全く変化なし。

水から引き上げ、完全に乾くまで3日間放置する(右 カメラ)− 乾くとボンドも固まって、そこそこ強度が戻っているが,強く引っ張るとすぐに外れてしまうので実用で使えるかどうかは疑問。端がほつれていなければ、風合いは堅くなったが再利用可。全く問題なく使えると思う。
 

2 編んだものの耐水性をみる
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サーチ(調べる) 比較方法 
業務用紙バンド(@茶・Bカラー)とハマナカエコクラフト(A)で比較。
8pの長さに切って,井桁に組んで木工用ボンドで貼りつけ1時間半乾燥させたものとC業務用紙ひもを石畳編みしたもの4タイプで比較。

サーチ(調べる) 実験方法  (左 カメラ画像をクリックするとより鮮明に見れます)
300tの水をはった容器に3日間水に漬け、それぞれ50回くらい振動を与えた後、水から引き上げて軽く布で拭いた。

サーチ(調べる) 結 果 
3日間浸水したもの(左 カメラ画像をクリックするとより鮮明に見れます) − 見た目は全く変化ないが、触るとボンドで井桁に組んだものがボロボロと分解されていく。

@…何本かは残っているが接着部分はいまにも取れそう。端の部分もかなりほぐれている。
 ひっぱると簡単にボンド部分がはがれてしまった。
A…これが一番しっかりくっついていて,端の部分もほとんどほつれていない。
 ボンド部分を引き剥がそうとしてもかなり力を要した。
B…跡形もなくバラバラに分解。ひもの端はAの次に綺麗で、ほぐれず状態を保っている。
C…編み目は全く問題なし。ひも端部分の損傷が激しい。

水から引き上げ、完全に乾くまで3日間放置したもの(右 カメラ画像をクリックするとより鮮明に見れます)− 乾くとボンドも固まって、そこそこ強度が戻っているが、強く引っ張るとすぐに外れてしまうので実用で使えるかどうかは疑問。端がほつれていなければ、風合いは堅くなったが再利用可。全く問題なく使えると思う。
Cはガキガキに固まっている。以前より強度が増している。

考 察
◎紙バンドが濡れた後乾いたら,全体的に硬くなる。形崩れを防ぐためには使い方によっては有効かもしれない。
◎濡れている状態だと、平編み・三つ編みはやりずらいが、乾いた後は形がきっちり固まり、綺麗に仕上がるようだ。
◎ボンドでの接着は水にぬらすとダメになる。水に浸して5分後にはボンドがふやけて接着力を失ってしまう。
◎水による色落ちも懸念される。

◎水に一番強いのは「ハマナカエコクラフト」。できるだけボンドを使わずに編みこむとより水に対して強くなるようだ。水による色落ちは心配しなくても大丈夫だということがわかった。


3 洗濯機にかけて耐水性をみる
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サーチ(調べる) 実験方法 (左 カメラ) 
エコクラフト(カラー)約10mを半分に裂き,、きっちりと巻く。
袋に入れて洗濯機・標準コース(46分)に洗剤大匙1杯を入れ、洗う。

サーチ(調べる) 結 果 (中央・右 カメラ
全体には色落ちはしていなかったが、端の部分が摩擦したのか、少し毛羽立って色落ちしている。水につけるだけだと、ボンドが染み出してベタベタになるのが、洗濯機にかけると、以外にも手触りはしなやかかつ、さらさら。1本1本はバラバラにならずにちゃんと形が保たれていた。
乾けば、カゴなどを編んでも支障はないようだ。


以外な一面を表す紙バンド。原料は製造会社によって違いがあります。それが品質の違いに。。。そしてを知るとちょっと驚き!の内容も。。。
あまり知られて原料のこともレポートします。exclamation×2



− コラム協力 − 
紙ひもの歴史・紙ひもはどんな素材? …… 植田産業株式会社
耐水性についての実験  …… kamihimio http://satoka07.exblog.jp/ 



posted by ゆめひもくらぶ at 13:00 | Comment(0) | クラフトマナー

kamihimo design in LONDON

100DESIGN,会場入り口24Sep05London 010.jpg100DESIGN,入り口24Sep05London 009.jpgCo,Ex100DESIGN,24Sep05London 008.jpg 
100DESIGN,24Sep05London 006.jpgPaulさん作,黒の中に白のKamihimo24Sep05London 002.jpg100DESIGN,24Sep05London 003.jpg 
日本での紙バンドのクラフトの人気は年々グッド(上向き矢印)
紙ひもという素材自体が再認識されるようになり、デザイン業界でも注目されるようになってきました。
国内外のプロダクトデザインや家具デザインの展示会でも紙紐や紙バンドを使用した椅子や照明などとしてデビュー。
2005年9月。イギリス・ロンドンの中心部アールズ・コートで毎年行われているロンドン最大のデザイン展示会『100%デザイン』でも注目されました。
紙紐を使ったプロダクトをデザイン・出展したのはロンドンと日本に拠点を持つデザイングループCO/EX。CO/EXのメンバーでロンドンで活躍するプロダクトデザイナーのPaul Lighternessさんがデザインしたライト『CUBE』は紙紐をランダムに重ね合わせたもの。ナチュラルな光を放つオブジェのよう。素材の魅力に引き寄せられた来場者が多かったそうです。

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そして、舞台はロンドンの大学へ。
CO/EXのPaulさんはイーストロンドン大学のプロダクトデザイン学科で教鞭を振るう先生でもあります。イーストロンドン大学は空間的な質、例えば光と影・空気・風や音・景色・素材・環境に真剣に取り組む大学として知られていています。
『新しい素材としての紙紐・紙バンドの可能性をデザインする』自由研究を開催、2006年5月に学生グループによるプレゼンテーションが行われました。
プロダクトデザイン学科の学生は約30人。国籍も様々です。4つのグループに分かれ、3段階の共通アプローチをベースにまとめていきます。

   1 Research & Material Test
        素材の個性を知る。
        可能性をいろいろな角度からテストする。
        イメージを整理する。

   2 Design Concept
        特徴を活かした形・技術から核となるアイディア
        を整理する。

   3 Final Design
        より実用的・より実現性の高いデザインを施して商品化を
        イメージする。

こうした過程を経て、貴重なkamihimo design reportが生まれたのです。

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学生のレポートから、紙紐・紙バンドの素材としての長所と短所を再認することになりました。

素材の印象は・・・というとこちらは万国共通。
friendly・environmentally。。。natural・evolutionary。。。

親しみやすく、ナチュラルで環境を意識させる反面、進化を予期させるといったコメントが目を引きます。
また、紙素材ということで『origami』と対比しているレポートも見られました。
日本でも、クラフト・ビギナーからの質問にも多くみられる『耐水性』『耐火性』『ひっぱり強度』などを実際にテスト、難しい数値で記されるデータよりも一目瞭然。

『一本の紙ひも〜型に入れて固めた紙ひも』へと素材自体の幅を広げることにより、『編む』などの技法でその可能性を限定しないというのも新しいアプローチ。
そこからうまれたデザインは『照明』『スパゲティ状の紙ひもを固めて座布団』。

また、製造過程で紙バンド状に接着するのに使わている水溶性の接着剤P.V.Aをさらに加えることにより、強度をカバーし、水への不安を解消するといった考え、新たなデザインを導くといったアプローチも新鮮です。
そこからうまれたデザインは『耐水性を強化した皿』。
素材の弱点をカバーしたり、逆に利用したりすることによりデザインが確立されて行くのかもしれませんね。

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また、素材からspiral(螺旋)cocoon(繭)といった形をイメージにデザインを加えることといったレポートも見られました。
放射状に広がるアイディアを整理して最終的に学生がプレゼンテーションしたプロダクトは次のようなものになりました。

その他にも。。。
−ボトルホルダーとしても活用できるパッケージ
−腕に巻いてステーショナリーを取り付けるストラップ
−フルーツバスケットとして作ったものを逆さまにして頭にかぶり
 ヘッドギアとしても使えるもの
−使う人のニーズに合わせた組み立て型の容器
−サンダルなどの靴 などなど。。。。

collaboration between traditonal materials and modern manufacturing 
techniques can give birth to evolutionary design

−伝統的な素材と現代の製造技術のコラボレーションがからデザインの進化が生まれる−

ひとつの素材が商品としてデビューするまでには、素材を理解するチャンスとデザインの力、そしてなによりもそれを形にする工場や企業の協力、この3つのコラボレーションが不可欠。それが成立したときが新たなkamihimo designのスタートになるのかもしれませんね。
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posted by ゆめひもくらぶ at 12:00 | Comment(0) | 海外でのクラフト

クラフトライフの2つの潮流

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クラフトの公募作品を集めたシリーズ本が人気です。
エコクラフト手芸のクラフト作家が大集合した『エコクラフトcollection』は2006年6月に第2弾が発刊され、さらに第3弾は来春発刊に向けて作品公募の真っ最中。
トレンドに敏感な出版社『河出書房新社』が企画する公募クラフトのシリーズ本は2001年の『あみぐるみcollection』がはじまりです。
人気のあみぐるみのコンテストとあって、全国から多数の作品が集まりました。それ以来、2006年に5冊めが発刊される人気本となりました。
きっかけは、『あみぐるみリング』というクラフトサイトと作品展。そして、定期的な活動は『日本あみぐるみ協会』の発足へと発展していきました。

エコクラフト手芸の人気も、人気クラフト作家やエコクラフトリングといったサイトがデジタル環境の作家の輪を広げるのに大活躍。情報交換だけでなく、サイトや教室運営のヒントの交換、ネット上での交換会や作品展にも熱心です。
ひとりではなかなかできないことも、ネット上の仲間を通じて夢が叶ったという声も聞きます。
しましま雑貨展のような合同作品展の実現や遠方のクラフトフェアに委託参加することで、クラフト仲間との新しいクラフトライフが愉しめるのも、デジタル環境のおかげでしょうか。
また、こうしたクラフトネットワークは、20−40才代の女性が中心ということもあって、プライベートの環境でも共感する点が多いことから、よりフレンドリーな関係になっていることも、さらなる広がりにつながっているようです。

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といって、クラフト作品の発表の場は、デジタル環境が主流といったわけではありません。
地元でのクラフト活動を軸に、人気の教室を掛け持つ作家や定期的に作品展を開いているグループの作品は、なかなか紹介されない場合も多いのが現状です。
5月に地域のクラフト作家が一堂に会した作品展が、静岡県富士市で会さされました。2005年から開かれている『全国紙バンド作品展』には、毎年全国各地から多くの人が集います。
年齢も。。。性別も。。。国籍も。。。幅広いファンと多くのクラフトボランティアが支える作品展は、その場に行かないと味わえない一期一会のクラフトの魅力に包まれていました。

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8才〜92才のクラフト作品とマレーシアから届いた作品が所狭しと並びます。クラフト本やサイトではなかなか見ることない貴重な作品も並びます。

中途障害者地域活動センターやグループホーム、デイサービスの方々の作品には、福祉におけるクラフトのあり方を感じ取ることができます。
そして、クラフト本でも見ることができない4人の招待作家は圧巻。どの作品も工芸作品の領域です。
作品を紹介すること、そして作品をみることは、そしてその場を共有するこ
とは、贅沢なクラフトタイムといえるでしょう。

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どこでも見られる光景ですが、クラフトイベントは実演もひとつの楽しみですね。
全国紙バンド作品展の会場では、アジロ編みをマスターしようとする講座、人気作家の講習、親子で楽しめるワークショップ、そして、キッズクラフト。といった幾つものイベントが用意され、どこもたいへんな賑わいでした。

デジタル環境でのクラフトライフも、手から手への温もりがあってはじめて
作られていく環境です。
人気シリーズ本と作品展を通して、『クラフトライフには2つの潮流がある』ことを、改めて感じました。そして、多くの人のクラフトライフを紹介するパブリックな場面づくりの大事さを感じました。
posted by ゆめひもくらぶ at 16:00 | Comment(1) | クラフトライフ

刺繍の世界を旅して

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クラフトや料理などの書籍を出版している雄鶏社が発行している季刊誌刺繍通信
2002年創刊以来、日本唯一の刺繍総合誌としてさまざまな刺繍の時間を通じて
ゆとりあるライフスタイルを紹介してきました。
そして、雄鶏社創業60周年を記念して、数あるクラフトの中でも刺繍にこだわった日本最大の刺繍イベント『素晴らしき刺繍の世界〜3日間だけの刺繍美術館』を開催することに。
刺繍といっても、手法も歴史背景も違う様々なスタイルがあります。
刺繍を通したクラフトの世界旅行のスタートです。

会場は、国内外の招待作家の作品展と刺繍を気軽に体験できる会場に分かれていて
作品展の会場は、日本刺繍からヨーロッパ各地の刺繍まで。。まさに刺繍美術館。
手法も様々、組み合わせる素材も、デザインモチーフも個性的。
特設ステージでは、パリにあるオートクチュール刺繍学校エコワール・ルサージュの作品が展示され、クロッシェというかぎ針の技法のデモンストレーションも公開されていました。
1dayレッスンコーナーは本場パリのレッスンが受けられるとあって圧倒的な人気でした。

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もうひとつの会場では、人気作家によるワークショップとアンティーク刺繍などや作家のショップが大賑わい。
少しだけ、ワークショップを覗いてみると。。。
北欧の刺繍、白糸刺繍、スタンプワーク、シュヴァルム刺繍、ゴールドワーク、韓国刺繍にドーセットボタンなどなど。。。
刺繍総合誌『刺繍通信』のクラフトネットワークがあってこそのワークショップです。
小学生のときに習ったクロスステッチ以来の刺繍にトライする私は、プードルのスタンプワークに挑戦。
17世紀に英国で流行した刺繍の手法。ニードルレースの技法を用いて立体的に刺繍するのがスタンプワークの特徴です。『糸を刺す』というよりも『編む』といった印象が強かった?
編みながら、フエルトを芯にしてプクッとした感じをだすことでプードルの表情が一層豊かになりました。
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他にも韓国刺繍のワークショップでは、アジアンノットの飾りひもにもトライ。

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それから、講師の方々の用具もいろいろ。
スタンプワークの講師の方のはエレガントで遊び心いっぱいの巾着スタイル。
韓国刺繍の講師の方のは、実用的できっちりしているポーチスタイル。
ワークショップに参加していた方々の用具入れもやっぱり手づくりスタイル。
2時間ほどのワークショップは、学ぶことも多いのですが、布と糸の小さな世界に引き込まれてしまいました。
刺繍時間を愉しむ機会のスタートラインになりました。

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会場内には、刺繍カフェがあって、お茶をしながらワークショップの続きを仕上げるのも自分次第。会場内で買った刺繍の書籍をながめるブレイクタイムも大事ですね。
糸を撚ることからはじめる日本刺繍のデモンストレーションや大正時代から日本に伝わるヨーロッパ刺繍に触れ、その手仕事に感動しきり。。
ドイツやフランスの刺繍糸の色のマジックに見とれたり。。
世界に広がる刺繍に魅了された人。。。ひと。。。ヒト。。。
クラフトで文化交流、クラフトで世界旅行。
夢の架け橋が見えたような気がしました。

DSC03296.JPG ブレイクタイムにお休み前に刺繍はいかが?

posted by ゆめひもくらぶ at 17:00 | Comment(0) | 展示会やイベント

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